ホワイトレタータイヤとは？

こんにちは姫野です。
店内カウンターより、、

昨日、お客さんの
ルノー カングーに
DAYTONA SSという
ホイールを
取り付けたんですが

これは
マットブラックのリムに
細い黄色のラインが入った
デザインのホイールで

これに
BF Goodrichの
ホワイトレター
(側面に白い文字が入ってる)
タイヤを組み付けました。

ホワイトレタータイヤといえば
オフロードっぽい車に
付いてるイメージがありますが

最近はブロックタイヤのような
いわゆるゴツゴツしてない
タイヤも人気で

今回もですが
それを普通の乗用車に
付ける人も増えてます。

それで今日はそんな
ホワイトレタータイヤのことを
少し説明させてもらうと

ホワイトレターとは
タイヤの側面に入ってる
ブランド名や銘柄を
白く着色したもので

アメリカで1960年代から
人気となりスポーツカーから
SUVまで幅広く採用されました。

レースなどで
メーカー名を目立たせる
目的もあったようですが

このように実は
昔からあるタイヤなので
私達の世代からすると
少し懐かしい感じも
するんですけど

知らない世代には
新鮮に感じられるでしょうから
最近うちのお店でも
相談は増えていて

「ホワイトレタータイヤは
黒いタイヤの側面にある
メーカー名とかを
白く塗ってるんですか？」

みたいに
聞かれることもありますが
それは違います。

ホワイトレタータイヤは
タイヤの側面に
白いゴムを埋め込んで
文字部分を凸型にし

そこの表面の
黒いゴムを削って
白いゴムを露出させる
という作り方をしていて

塗装ではないので
色が剥げないように
なっているんです。

白いマーカーペンで
普通のタイヤを塗って
白くする人もいますが

これだと
時間が経つにつれて
白い部分が剥がれて
元に戻ってしまいますから
定期的に重ね塗りしないと
いけません。

もしあなたが
実際にこの作業を
やったことがあるなら
わかると思いますが

これはかなり大変で
1本目は気合を入れて
塗れるんですけど

3本目あたりから
きつくなってきて
4本目は大体の人が
雑な仕上げになります。(笑)

しかもそれが
1ヵ月くらいで
剥がれてきますから

ほとんどの人が
リペアを行う気力は無く
過去にうちのお客さんでも
チャレンジした人は
何人かいましたが
続けれた人はいません。

それからペイントではない
本物のホワイトレタータイヤは
片面だけが白いので
気になる人はタイヤを
組み替えれば問題ありませんが

メーカーによっては
同じモデルのタイヤでも
ホワイトレターと
ブラックレターの2種類が
設定されてることもありますから

自分で注文をする人は
間違えないように
気を付けてください。

そして
ホワイトレターとは別に
ホワイトリボンという
タイヤもあって

こちらは文字ではなく
白いラインが
側面にぐるっと1周してる
デザインになっていて

それこそ
ホワイトレターよりも
古くから存在しているので
クラシックカーなどに
付いてることが多く

それを逆に利用して
現代の車にあえてこの
ホワイトリボンタイヤを
付けることで

レトロな雰囲気に
仕上げることも
できるんです。

ホワイトレター同様
ホワイトリボンタイヤも
サイズは限られますが

最近はタイヤの側面に
ペイントではなく
印刷でラインや文字を
入れることもできるので

価格は1本7,500円～
と少し高額ですけど

あなたも興味があるなら
ぜひお問い合わせください。

では今日のお話は以上です、
次回もよろしくお願いします。


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