NOBU CAR CRAFT
こんにちは姫野です。
店内カウンターより、、
もしかしたらあなたも
"市販されてるスピーカーなら
どれでも自分の車に付けれる"
と思っていませんか?
これはカーオーディオに
詳しい人なら知っていると
思うんですけど
実はどれでも取り付けが
できるわけではなくて
特に海外製の商品は
そもそも日本車用では
ありませんから
そのままでは合わないことも
多いんです。
まぁこれも
国際規格などで揃えてくれれば
もっとお客さんにとって
便利になるんでしょうが
どうしても車にはドアの
デザインやスペースなどの
制限がありますし
スピーカーの形やサイズは
車の走行や性能に無関係ですから
仕方がありません。
それで少し
具体的なお話をすると
まず国内の
オーディオメーカーなら
カタログやホームページに
載っている適合表を見れば
自分の車にどのスピーカーが
付くのかわかります。
ですがこれが
海外のメーカーになると
ほぼそういった適合表は無く
スピーカーの取り付け口径と
奥行き寸法を元に調べたり
現車で確認をしたりします。
今は多くの国産車が
フロントドアに純正で
16か17cm口径のスピーカーが
付いているので
市販品も同じ口径を選べば
取り付けできそうなものですが
もう1つの奥行き寸法で
取り付けNGとなることも多く
この数値が大きいと
口径は問題なかったとしても
裏のマグネットが窓ガラスや
ドアのフレームに当たって
窓ガラスが下げれなくなる
なんてこともあるんです。
もちろん大型の車種で
ドアの厚みに余裕があれば
何も心配することはないんですが
軽自動車や最近人気の
コンパクトなSUVなどは
そこまで余裕は無いので
注意が必要です。
国産メーカーの
スピーカーなら
そういったことを考慮して
作られているので
奥行きも浅くマグネットも
小さく設計されていますが
※国産メーカーの商品でも
高額なハイエンドモデルなどは
考慮されていません。
海外メーカーの商品は
前述の通り日本車用に
作ってるわけではないので
取り付けできないことも
あるわけです。
それで単純に
奥行が足りないのであれば
前に出せばいいんですけど
そうなると今度はドアの内張
(内装)に当たってしまうので
その内張(内装)を切り取って
加工をすることになります。
これはアウターバッフル
という加工方法になるんですが
ここで切り取った内張は
新品か中古で部品を買わないと
元に戻りませんから
そのままだと車を売る時に
査定が下がってしまい
残価設定で車体を購入していると
3年後か5年後に困ることになり
車種にもよりますが
ドアの内張は軽自動車でも
1万円以上することが
ありますから
元に戻す工賃なども入れると
両ドアで数万円の費用が
かかることになり
高級車だともっとです。
しかもこの費用は
今から下取りや買い取りに出す
もう自分は乗らない車に
かかるわけですから
「今度買う新しい車じゃなくて
今まで乗ってた車に数万円?」
となって多くの人が
しょんぼりするわけです。(笑)
まぁこれは修理代と同じで
何か新しいパーツを付けるのなら
前向きに捉えられるけど
何も変わらず
元に戻すだけでお金がかかるのは
何だか気が進まないんですよね。
口径にしろ奥行にしろ
本当にこのスピーカーの
寸法というのは
ほんの数mmで
取り付けできるかどうかが
決まることもあるので
あなたも十分
注意して選んでくださいね。
では今日のお話は以上です、
次回もよろしくお願いします。
<今日のオススメ>
慎重に寸法を測って
色々な部品をうちで作り
ドイツ製のスピーカーを
ギリギリで取り付けできた
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