車検の時にお客さんから頼まれたのは…

こんにちは姫野です。
店内カウンターより、、、

少し前に
お客さんの車を
車検で預かる時に

「ブレーキを踏んだ時に
"キ～"という音が出るので
見といてください。」

と言われました。

前にも
ここでお伝えしたように
こういった音が出たら
ブレーキパッドが
減っていることが多く

車のブレーキは
そのほとんどが
"ディスクブレーキ"という
構造になっていて

これは
丸い円盤のようなローターに
ブレーキパッドを
左右から押し付けて
回転（走行）を止める
という仕組みになっており

金属製のローターに
パッドを押し当てて
その摩擦で回転を
弱めるわけですから

当然、ブレーキを使う度に
パッドは減っていきます。

なのでパッドが減れば
新しいものと交換しないと
いけないわけなんですが
ブレーキパッド自体が
外からは見えにくいので

今回のように
"キ～"という音を鳴らして
パッドが減っていることを
知らせるようになっていて

まぁこれはタイヤでいう
スリップサインみたいなもので
タイヤの場合は目で見えますが
ブレーキパッドは見えないから
音でお知らせするように
なっています。

ちなみに
新品のブレーキパッドは
厚さが約10mmほどあるんですが
"キ～"と音が出た時には
もう2mmくらいしかないので

この音が聞こえたら
なるべく早くパッドを
交換しないと
いけないんですけど

稀にそれに気付かず
もしくは無視して
そのまま乗り続ける人もいて

これは実際に
うちでもあった話なんですが

以前あるお客さんから
今回と同じような感じで

「ブレーキから音がするので
見てほしいんですけど…」

と連絡があったので
お店に来てもらって
ブレーキを見てみたら

もうパッドが無くなって
丸い円盤のローターまで
削れてました。

実際に車を動かして
軽くブレーキを踏んだだけで

"ゴォ～、ゴォォ～～"
と音が出てたんですけど
本人はそこまで酷いとは
思っておらず

確かに
外からその音を聞くと
大きく聞こえますが

中に乗って窓を閉め切って
エアコンやオーディオをつけると
少し聞こえにくかったので
本当に気付いて
なかったのかもしれません。

特にその車は静かな
高級セダンだったので
尚更ですけど

通常のパッド交換だけなら
1～2万円ほどで
終わるところが

こんな風にローターまで
削れて交換となると
車種にもよりますが
10万円前後かかることもあるので
あなたも気を付けてください。

もちろん
ブレーキを踏んだ時に
こうした音が聞こえたら要注意
というのは間違いないんですが

スポーツタイプの
ブレーキパッドの場合は
朝一番に車が動き出す時に
キ～と音が出たりする
という例外もあって

これは単純にパッドが
減ってるわけではなく
少し走って
ローターの温度が上がれば
音は止まります。

これは純正品などは
ローター適正温度域が
0～400℃なのに対して

サーキットを走るような
スポーツタイプのパッドは
50～800℃とかになっていて

高温でも性能が落ちない
ようになっている反面、
温度が低いと効きが悪く
音が出たりする
ということなので

パッドの種類にもよる
というのも一応
覚えておいてください。

では今日のお話は以上です、
次回もよろしくお願いします。


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ブレーキパッドが減って
交換する際に

「どうせ換えるんだったら
少し良いものを付けたい。」

と思うのなら

市販品で純正よりも
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ぜひNOBUにご相談ください。

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